青薗目(読み)あおそのめ

日本歴史地名大系 「青薗目」の解説

青薗目
あおそのめ

鎌倉後期より室町期にわたってみえる地名で、粟薗目・あふそのめなどと記される。岩切いわきりの最北の地、宮城郡利府りふ町および黒川郡富谷とみや町との境に近く、青麻沢あおそざわという地名があり、同地に青麻神社が鎮座することなどから、この地区と考えられる。留守氏の所領で、永仁二年(一二九四)一〇月一三日の法眼良弁譲状(留守文書)に「粟薗目田一町地頭職」などとあり、留守氏二代家元の子で塩竈神宮寺別当の良弁から甥の留守家政に譲られ、同三年七月二三日には幕府より認められている(「関東下知状」同文書)。正安元年(一二九九)九月二八日には家政の所領のうち村岡むらおか(現利府町)の「やす松、あをそ大くら」などが孫の家明に譲られ(「留守家政譲状」余目文書)、翌二年五月二一日の譲状(「留守家政譲状写」同文書)にも岩切村・村岡山などとともにみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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