日本歴史地名大系 「青見村」の解説 青見村あおみむら 静岡県:富士宮市青見村[現在地名]富士宮市大中里(おおなかざと)大宮(おおみや)町の北西、上中里(かみなかざと)村の北、潤井(うるい)川中流域平地と山地・丘陵地に立地する。地元では「おおみ」と通称する。中世は富士上方(ふじかみかた)のうち青見郷と称された。大永三年(一五二三)一一月二一日の由比光規譲状写(御感状之写并書翰)に「富士上方青見方」とみえ、光規が当地ほかの所領を息子の寅寿丸(光澄)に譲っている。天文二四年(一五五五)六月一九日の今川義元判物(先照寺文書)では、郷内にある曹洞宗先照(せんしよう)寺を今川氏の祈願寺として寺領(年貢九貫二六〇文余)を安堵し、さらに河成不作の上田二段・やもい田四段については開発次第に寺領とすることを許している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by