デジタル大辞泉
「富士宮市」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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富士宮市
ふじのみやし
面積:三一四・八一平方キロ(境界未定)
県の北東部に位置し、北は山梨県南都留郡鳴沢村・上九一色村、西は同県西八代郡下部町・南巨摩郡南部町と富士郡芝川町、南は庵原郡富士川町と富士市、東は御殿場市と駿東郡小山町に接する。大部分は北東境にある富士山(三七七六メートル)の南西方に広がる高峻な裾野台地に立地し、西境は竜ヶ岳・雨ヶ岳・毛無山・長者ヶ岳・天子ヶ岳など標高一〇〇〇メートル以上の高山が連なる。富士山大沢崩れに源を発する潤井川、猪頭に源を発する芝川などが湧水を集めて市域を南流し、南部流域に耕作地が開けている。南端を富士川が西流する。
〔原始・古代〕
小泉の若宮遺跡は縄文時代早期の遺跡で、関東地方の形成期に特徴的にみられる撚糸文土器とともに多数の押型文土器が発見された。押型文土器は中部山岳地区では最も古手とされるものの一つで、撚糸文土器との関係が議論されている。若宮遺跡の東方の杉田遺跡からは、県内では数少ない完形土偶が発見されている。潤井川左岸の淀師にある弥生時代の渋沢遺跡からは磨製の石包丁が発見され、当地における稲作の存在を確認させる結果となった。古墳時代になるとS字状をした口縁部をもつ甕を大量に出した月の輪遺跡群やその小型の甕の三連甕をもつ野中の向原遺跡もみられる。大岩の丸ヶ谷戸遺跡から前方後方形の周溝墓が発見されている。県内では初例で、遺跡からは東海西部の土器や遠く大和の土器もみられ、富士宮地区とこれらの地区との活発な交流を示しているとされる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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富士宮〔市〕
ふじのみや
静岡県中部,富士山の南西麓にある市。1942年市制。1955年富士根村と合体。1958年上井出村,白糸村,上野村,北山村の 4村を編入。2010年芝川町を編入。中心市街地の大宮地区は富士山本宮の浅間神社の門前町として発展。明治期には生糸,チャ(茶),和紙の集散地としてにぎわい,近年は製紙,パルプ,紡績,フィルム,製材の工場が多く,岳南工業地域の一部。市域には富士山裾野の広大な原野が開け,酪農が発達。日蓮正宗総本山大石寺のほか千居遺跡(国の史跡),浅間神社の湧玉池,狩宿の下馬ザクラ(ともに国の特別天然記念物),白糸の滝(国の名勝・天然記念物),音止の滝,万野風穴(国の天然記念物),田貫湖,北部に朝霧高原などの景勝地がある。古刹西山本門寺は紺紙金字法華経(国の重要文化財)などを所蔵する。富士登山や富士五湖めぐりなど観光の基点。市域の一部は富士箱根伊豆国立公園に属する。富士山と周辺の湖,神社などは,2013年世界遺産の文化遺産に登録された。JR身延線,国道139号線,469号線が通る。面積 389.08km2(境界未定)。人口 12万8105(2020)。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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