青野藩陣屋跡(読み)あおのはんじんやあと

日本歴史地名大系 「青野藩陣屋跡」の解説

青野藩陣屋跡
あおのはんじんやあと

[現在地名]大垣市青野町

江戸時代前期に稲葉氏が立藩した青野藩の陣屋跡。清水きよみず(現揖斐郡揖斐川町)城主稲葉重通の養子稲葉正成は、関ヶ原の合戦の時、西軍の小早川秀秋を寝返らせた功により二万石を与えられ、その子正次は元和二年(一六一六)召されて将軍徳川秀忠に仕え、不破郡青野において五千石の采地を与えられ青野に居館を置いた。正次は寛永五年(一六二八)没し、正次の子が年少であったため祖父正成の子正吉がその跡を継いだが、明暦二年(一六五六)駿府すんぷ(現静岡市)番衛の時、家臣に殺された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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