非ノイマン型コンピューター(読み)ヒノイマンガタコンピューター

デジタル大辞泉 の解説

ひノイマンがた‐コンピューター【非ノイマン型コンピューター】

現在普及しているノイマン型以外のコンピューター。複数プログラムを同時に処理し、学習推論機構をもつ、次世代ニューロコンピューター光コンピューター量子コンピューターなどをさす。非ノイマン型計算機。非フォンノイマン型コンピューター

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IT用語がわかる辞典 の解説

ひノイマンがたコンピューター【非ノイマン型コンピューター】

現在普及しているノイマン型コンピューター以外のコンピューターの総称。脳の神経細胞に基づくニューロコンピューターや量子力学原理を応用する量子コンピューターなどがあり、基礎的な研究開発が進められている。⇔ノイマン型コンピューター ◇「非ノイマン型計算機」ともいう。

出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の非ノイマン型コンピューターの言及

【コンピューター】より

…たとえば,ノイマン型のCPUを並べた並列コンピューターは通常は非ノイマン型だが,狭義では非ノイマン型と呼ばない。 狭義の非ノイマン型コンピューターの代表的なものは,シーケンサーがプログラムの実行を逐次制御するのではなく,演算に必要なデータがそろうと演算が行われるというモデルに基づくデータフローコンピューターや,神経回路網をモデルにしたニューラルコンピューターなどである。
[可用性による分類]
 コンピューターを特定の用途向けに設計したときは専用コンピューターと呼ぶ。…

【コンピューターアーキテクチャー】より

…応用向きの特殊な回路で高速化,省電力化できるので,グラフィックスなど大量の利用が見込める応用では,WSやPCにもアクセラレーターとして組み込まれている。
[非ノイマン型コンピューター]
 先に述べた二つのコンピューターでは,いずれも制御装置の中にプログラムカウンターがあり,それで指された機械命令が実行される。この方式はフォン・ノイマンによって提案された方式で,ノイマン型コンピューターと呼ばれる。…

※「非ノイマン型コンピューター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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