ノイマン型コンピューター(読み)ノイマンガタコンピューター

デジタル大辞泉 の解説

ノイマンがた‐コンピューター【ノイマン型コンピューター】

米国の数学者ノイマンが考案した方法を用いるコンピューター記憶装置に内蔵したプログラムに従って順次演算を行うもの。現在ほとんどのコンピューターがこれに属する。ノイマン型計算機フォンノイマン型コンピューター。→非ノイマン型コンピューター

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IT用語がわかる辞典 の解説

ノイマンがたコンピューター【ノイマン型コンピューター】

コンピューターの基本構造の一種。演算・制御記憶・入出力を行う部分で構成され、内蔵したプログラムに従って処理を進める。1946年にハンガリー出身の数学者ジョン・フォン・ノイマンが考案した。現在普及しているコンピューターの大部分がこれに分類される。⇔非ノイマン型コンピューター ◇「ノイマン型計算機」ともいう。

出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のノイマン型コンピューターの言及

【コンピューター】より

…ファジー論理を扱うファジーコンピューターはハイブリッドコンピューターである。
[基本アーキテクチャーによる分類]
 本項目で述べたコンピューターはフォン・ノイマンのプログラム内蔵型・逐次制御のアーキテクチャーをもっているので,ノイマン型コンピューターと呼ぶ。これに対してノイマン型以外のアーキテクチャーをもつものを,非ノイマン型と呼ぶ。…

【コンピューターアーキテクチャー】より

…応用向きの特殊な回路で高速化,省電力化できるので,グラフィックスなど大量の利用が見込める応用では,WSやPCにもアクセラレーターとして組み込まれている。
[非ノイマン型コンピューター]
 先に述べた二つのコンピューターでは,いずれも制御装置の中にプログラムカウンターがあり,それで指された機械命令が実行される。この方式はフォン・ノイマンによって提案された方式で,ノイマン型コンピューターと呼ばれる。…

※「ノイマン型コンピューター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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