非持トーナル岩(読み)ひじトーナルがん

最新 地学事典 「非持トーナル岩」の解説

ひじトーナルがん
非持トーナル岩

Hiji tonalite

中部地方の領家帯古期花崗岩類の最古期に位置づけられている片麻状トーナル岩非持片麻岩とも。関東山地北東縁部の比企丘陵にもその存在が知られている。岩相変化が著しく,縞状構造がさまざまな程度に発達し,部分的に堆積岩源変成岩をレンズ状に挟む。中央構造線に沿って細長く分布し,閉じた褶曲やその後のマイロナイト化などの変形を顕著に被っている。最初は非持石英閃緑岩と命名されたが,トーナル岩~花崗閃緑岩モード組成を示すことから,非持トーナル岩と呼ばれるようになった。縞状構造の発達した部分は,堆積岩源変成岩との識別が難しいが,角閃石を含み,白雲母を含まない点で,領家帯の泥質ないし砂質片麻岩とは異なる。U-Pbジルコン年代は86〜71Ma。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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