最新 地学事典 「モード組成」の解説
モードそせい
モード組成
modal composition
岩石を構成する鉱物や岩石片の容積量比のこと。火成岩においては,ノルム組成と比較するために重量比で表現されることが多いが,本来は産出頻度の比であるから容積比。砂岩などの堆積岩においても,しばしば構成鉱物の量比が測定される。砂岩の場合にはその量比が分類の基礎となり,また,堆積場の推定の材料ともされている。実際上,モード組成は,等間隔に配置された多数の点が位置する所の鉱物・岩石を調べ,鉱物・岩石種ごとの点数の量比でもって表される。測定点はランダムに配置されることが統計学上の原則で,そのために間隔は測定される岩石の鉱物または粒子の径よりも大きいことが必要条件であり,粗粒な岩石ではより大きな面積が要求される。測定点数と統計学上の誤差との関係については,L. Van der Plas et al.(1965)でまとめられている。参考文献:L.Van der Plas et al.(1965) Am.J. Sci.,Vol.263:87
執筆者:公文 富士夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

