靡かふ(読み)ナビカウ

デジタル大辞泉 「靡かふ」の意味・読み・例文・類語

なびか◦う〔なびかふ〕【×靡かふ】

[連語]《動詞「なび(靡)く」の未然形反復継続助動詞」。上代語》なびき続ける。寄り添い続ける。
玉藻なすか寄りかく寄り―◦ひし妻のみことの」〈・一九四〉

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精選版 日本国語大辞典 「靡かふ」の意味・読み・例文・類語

なびか‐・う‥ふ【靡う】

  1. 〘 連語 〙 ( 動詞「なびく(靡)」の未然形に、継続、反復の意を表わす助動詞「ふ」の付いたもの ) ずっとなびき寄る。なびき続ける。
    1. [初出の実例]「玉藻なす か寄りかく寄り 靡相(なびかひ)し 嬬(つま)の命の」(出典万葉集(8C後)二・一九四)

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