面出(読み)つらだし

精選版 日本国語大辞典 「面出」の意味・読み・例文・類語

つら‐だし【面出】

  1. 〘 名詞 〙 挨拶(あいさつ)に行くこと。集会など、ひとなかに出ること。顔出し
    1. [初出の実例]「是程治りたる世に小人が居たと謂て、面出(ツラダシ)はさせぬと云と、朝庭は乱れ、賢臣は棄れてくる」(出典:絅斎先生敬斎箴講義(17C末‐18C初))
    2. 「けさからここへつら出しせぬ」(出典:浄瑠璃・長町女腹切(1712頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android