精選版 日本国語大辞典 「靫葛科」の意味・読み・例文・類語 うつぼかずら‐かうつぼかづらクヮ【靫葛科】 〘 名詞 〙 双子葉植物の科名。世界に二属六〇種余りあって、インド、マレーシアから熱帯オーストラリア、ニューカレドニアの湿地に生育する着生植物。葉は互生し、中肋が長く伸びて巻きひげとなり他物にからみ、またさらに発達して通常円筒状の捕虫嚢となり、蜜腺や鮮やかな色で昆虫をおびきよせ、これを養分とする。雌雄異株。花は放射相称、総状花序をなす。花弁は四、雄ずいは四~一六で合生する。子房上位で四室、多数の軽い種子ができる。日本ではウツボカズラが観賞用に温室で栽培されている。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例