鞍骨村(読み)くらぼねむら

日本歴史地名大系 「鞍骨村」の解説

鞍骨村
くらぼねむら

[現在地名]氷見市鞍骨

西に延びる谷間に位置し、北は矢田部やたべ村、東は惣領そうりよう村。本村集落は布施ふせ川の支流鞍骨川の流れる谷間の入口にあり、垣内鉾根ほこね北西に延びる谷間の奥にある。天正一三年(一五八五)九月一九日の検地打渡状(藤井家文書)に「氷見郡内くらほね村 一 参拾五町七段半四拾歩 田方屋敷共 一 壱町六反大卅歩 畠かた 合参拾七町四段小拾歩 此内五段小荒分 右此外江道川引捨如此候也」とある。慶長八年(一六〇三)の山開高年貢割付状(同文書)に「越中氷見郡内くらほね村御検地之事 合 なき畠 四拾六俵者 山開高 此物成 定当納所 都合 拾壱俵弐斗五升者 此内壱俵大豆前納所也」とあり、同一〇年の検地打渡状(同文書)に「合六百卅八石壱斗五升八合者 毛付 右此外荒江堀道畔引之捨打渡所、如件」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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