古代の色名。唐紅とも書かれる。濃い紅色。韓は異国の意。さえた濃紅色の美称としても使われた。『延喜式(えんぎしき)』縫殿(ぬいどの)寮の条、雑染用度の項に「韓紅花綾(あや)一疋(ぴき)。紅花(べにばな)大十斤(きん)。酢一斗。麩(ふ)一斗。藁(わら)三囲、薪一百八十斤。帛(はく)一疋。紅花大六斤。酢六升。麩六升。藁二囲、薪一百廿斤。羅(ら)一疋。紅花大七斤。酢七升。麩五升。藁二囲半。薪一百五十斤」と、染めるための染料や媒染剤そのほかが記されている。『古今集』に「ちはやぶる神代もきかずたつたがわから紅(くれない)に水くくるとは」があげられている。
[高田倭男]
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