音止の滝(読み)おとどめのたき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「音止の滝」の意味・わかりやすい解説

音止の滝
おとどめのたき

静岡県中部,富士山の南西麓,富士宮市北部にある滝。上井出地区の白糸の滝の東側にあり,滝の高さ 25m,幅 4m。芝川本流が富士溶岩の断崖から落下する男性的な滝である。その名の由来曾我兄弟仇討ちにまつわるものと伝えられている。富士箱根伊豆国立公園に属する。

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デジタル大辞泉プラス 「音止の滝」の解説

音止(おとどめ)の滝

静岡県富士宮市にある滝。富士川支流の芝川にかかる。落差25メートル。名称は、曾我兄弟が父の敵を討つ相談中、滝音が煩かったため神に念じたところ、一瞬音が止んだという伝説に由来する。1990年、「白糸の滝」とあわせ、日本の滝100選に選定された。

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世界大百科事典(旧版)内の音止の滝の言及

【白糸ノ滝】より

…国の名勝・天然記念物。南東方にはこれと対照的に豪壮に落下し,曾我兄弟の故事にちなむ音止(おとどめ)ノ滝(高さ25m)もある。東名高速道路富士インターチェンジから有料道路が通じ,富士山周遊観光の拠点となっている。…

※「音止の滝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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