日本大百科全書(ニッポニカ) 「音水湖」の意味・わかりやすい解説 音水湖おんずいこ 兵庫県中西部、播但(ばんたん)山地の西端、宍粟市(しそうし)にある人造湖。1958年(昭和33)揖保(いぼ)川の支流引原(ひきはら)川上流の県営引原ダムの完成によって出現した。ダムは重力式で堤高66メートル、総貯水量2195万トン、最大水深約60メートル。工業用水、農業用水の供給と洪水調節、発電などの多目的ダムである。氷ノ山後山那岐山(ひょうのせんうしろやまなぎさん)国定公園の一部で、原始林と渓谷は新緑、紅葉ともにすばらしい。[大槻 守] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例