音響心理学(読み)おんきょうしんりがく(その他表記)psychology of sound

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「音響心理学」の意味・わかりやすい解説

音響心理学
おんきょうしんりがく
psychology of sound

音の感性的側面を研究対象とする科学。音響物理学,音響生理学,音声学音楽心理学などと密接に関係し,その分野を限定することは困難。 C.シュトゥンプ,G.レベスは楽器による調性的音現象を扱い,S.S.スティーブンズ電気音響学進歩に伴い,新しい方法で人間工学的,産業的,社会的問題への応用研究を開拓。

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世界大百科事典(旧版)内の音響心理学の言及

【シュトゥンプ】より

…したがって精神の内容に力点をおくブントとは立場を異にした。心理学への重要な貢献に音楽心理学の先駆的な研究があり,主著《音響心理学》2巻(1883,90)は有名。【児玉 憲典】。…

※「音響心理学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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