音骨(読み)オトボネ

デジタル大辞泉 「音骨」の意味・読み・例文・類語

おと‐ぼね【音骨】

《「おどぼね」とも》
音声を卑しめていう語。
「―立つるな、女め」〈浄・油地獄
音声を出す口・のどを卑しめていう語。
大言の吐くその―、おっつけ踏みさいてくれんず」〈浄・先代萩

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「音骨」の意味・読み・例文・類語

おと‐ぼね【音骨】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「おどぼね」とも )
  2. 声、ことばをののしっていう語。
    1. [初出の実例]「ほほふてつかい円(その)の鑓梅 鶯がだす音骨(ヲトボネ)の聞ゑきて」(出典:俳諧・やつこはいかい(1667))
  3. 声を出す口、のど、あごなどをののしっていう語。
    1. [初出の実例]「ヤア舌長なり聞き捨てならず、おと骨切って切下ぐる」(出典:浄瑠璃・近江源氏先陣館(1769)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む