頓才(読み)トンサイ

精選版 日本国語大辞典 「頓才」の意味・読み・例文・類語

とん‐さい【頓才】

  1. 〘 名詞 〙 その場その時に応じて自在にはたらく知恵。頓知の才。臨機応変の才。気転のきく才。
    1. [初出の実例]「ごまかしては頬張、〈略〉暇を見合せてその場を脱走は、自己ながら頓才(トンサイ)至極であったはへ」(出典胡瓜遣(1872)〈仮名垣魯文〉初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android