最新 地学事典 「領石型植物群」の解説
りょうせきがたしょくぶつぐん
領石型植物群
Ryoseki-type flora
ジュラ紀後期~白亜紀前期,東南アジア~極東に分布した,ある程度乾季を伴う熱帯~亜熱帯性を示す一連の植物群。日本の外帯植物群に代表され,同時代の沿海州南部,中国の吉林省東部・黒竜江省東部,中国南部,東南アジアの各植物群を含む。中生代新期型植物のみで構成され,シダ類(ウラジロ科・フサシダ科・マトニア科),ベネチテス(キカデオイデア)類(Zamites・Ptilophyllumなど),リボン状で細長い形態を示すNilssonia,各種のカイエロレピジウム科が特徴。一方,タカワラビ科のシダ類,イチョウ類,チェカノウスキア類,Podozamitesは皆無もしくはまれ。南部ヨーロッパのウィールデン(Wealden)型植物群に構成が類似する。
執筆者:大久保 敦
参照項目:カイエロレピジウム類
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

