最新 地学事典 「カイエロレピジウム類」の解説
カイエロレピジウムるい
カイエロレピジウム類
学◆Cheirolepidiaceae
中生代末に絶滅した球果類。枝条は一般に,ヒノキ科と形態上区別が困難。しかし繁殖器官の特徴はまったく別の構造を示す。科名は繁殖器官の形態が掌状(Cheiro)の鱗片(lepid)であることに由来。葉のクチクラは他の球果類よりも厚く,孔辺細胞は葉の表面より沈んだ位置にあり乳状突起等に覆われることが多い。乾季を伴う熱帯~亜熱帯気候に生育していたと考えられている。花粉はクラッソポリス型。約7属(Brachyphyllum・Cupressinocladus・Frenelopsis・Hirmeriella・Pagiophyllum・Pseudofrenelopsis・Tomexellia)が認められ,一部を除き北半球の三畳~白亜系,特にウィールデン型植物群に一般的。日本では領石型植物群に特徴的。
執筆者:大久保 敦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

