頭を掻く(読み)アタマヲカク

デジタル大辞泉 「頭を掻く」の意味・読み・例文・類語

あたま・く

思わず頭に手をやって軽くかく。恥ずかしく思ったり、てれたりしたときのしぐさ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「頭を掻く」の意味・読み・例文・類語

かしら【頭】 を 掻(か)

  1. 物事が思うようにいかないので、いらいらしたり、悔しがったりして心の落ち着かない時の動作にいう。
    1. [初出の実例]「法師はせめてここに宿さまほしくして、かしらかきありく」(出典:源氏物語(1001‐14頃)玉鬘)
  2. 恥ずかしく思ったり、はにかんだりする時の動作にいう。あたまを掻く。
    1. [初出の実例]「恥をかくかしらをもかく事もかく真草行をしらぬ身の上」(出典:狂歌・銀葉夷歌集(1679)九)

あたま【頭】 を 掻(か)

  1. 恥ずかしく思ったりはにかんだりして、思わず頭に手をやって軽くかく。失敗を恥じたり、はにかんだりする。閉口する。
    1. [初出の実例]「こりゃマア何としたものと、頭(アタマ)をかいてもすまぬ事」(出典浄瑠璃曾根崎心中(1703))

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