頭句(読み)トウク

デジタル大辞泉 「頭句」の意味・読み・例文・類語

とう‐く【頭句】

歌の冒頭部分の句。短歌では第1句、または第3句までをいう。

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精選版 日本国語大辞典 「頭句」の意味・読み・例文・類語

とう‐く【頭句】

  1. 〘 名詞 〙 歌の冒頭の部分の句。短歌の場合は、第一句あるいは第三句まで。長歌の場合は、第六句まで含む場合もある。俳諧では五七五の初五の句。
    1. [初出の実例]「或本歌頭句に云はく、隠りくの 泊瀬の川の をち方に 妹らは立たし この方に われは立ちて」(出典:万葉集(8C後)一三・三二九九)

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世界大百科事典(旧版)内の頭句の言及

【短歌】より

…5・7・5・7・7を上3句(5・7・5)と下2句(7・7)とに分け,前者を〈上句(かみのく)〉,後者を〈下句(しものく)〉と呼ぶ。第1句(5)を初句,頭句,起句,第2句(7)を胸句,第3句(5)を腰句,第5句を結句,尾句,落句などと呼んでいる。5句31拍に合わない作を〈破調〉といい,長すぎるものを〈字あまり〉,短いものを〈字足らず〉と呼ぶ。…

※「頭句」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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