頭煎(読み)かしらせんじ

精選版 日本国語大辞典 「頭煎」の意味・読み・例文・類語

かしら‐せんじ【頭煎】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 煎じ薬最初に煎じた汁。一番煎じ。
    1. [初出の実例]「ものおもひ数をくらべて男山〈未学〉 かしら煎しに神風恋風〈直成〉」(出典:俳諧・天満千句(1676)四)
  3. 遊女と客との初会
    1. [初出の実例]「ふかきなじみもなきに、かしらせんじよりびたつくもみちにあらず」(出典:評判記・恋慕水鏡(1682)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android