出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
京都府南部,八幡市北西部の小丘。八幡山ともいう。大阪府境に近い生駒山地の北端部にあたり,古生層からなる。最高所は鳩ヶ峰の142m。木津川,宇治川,桂川の3川合流点に臨み,北岸の天王山と相対する。男山の北側一帯は幹線交通が集中する交通上の要衝で,北西麓の橋本は3川合流点北岸の山崎と並ぶ交通集落であった。橋本は京街道(大坂街道,京坂街道)の宿場町,淀川水運の河港として栄え,男山南部の洞ヶ峠を通る東高野街道も南北交通の要路であった。男山には9世紀に宇佐八幡宮から勧請された石清水(いわしみず)八幡宮がある。住宅・都市整備公団(現,都市再生機構)男山団地(1972年入居開始)の開発を機に宅地開発が進んだ。
執筆者:金田 章裕
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
京都府南西部、八幡(やわた)市にある山。標高123メートル。淀(よど)川の左岸に位置し、右岸の天王山(てんのうざん)と相対して京都盆地の西の門戸をなす。また、京都府と大阪府との境界にある甘南備(かんなび)丘陵の最北端に位置する。山頂には誉田別尊(ほんだわけのみこと)を祀(まつ)る石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)(男山八幡宮)がある。山麓(さんろく)の京阪電鉄男山駅よりケーブルが通ずる。
[織田武雄]
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