願所(読み)ガンショ

デジタル大辞泉 「願所」の意味・読み・例文・類語

がん‐しょ〔グワン‐〕【願所】

祈願する神仏の霊所。
御願寺ごがんじ」に同じ。
天下無双の―、五十四ヶ所ぞと云ふ事あり」〈義経記・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「願所」の意味・読み・例文・類語

がん‐しょグヮン‥【願所】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 祈願する神仏の霊所。
    1. [初出の実例]「かかる霊徳不思議の御願所」(出典:太平記(14C後)二一)
  3. 願を立てて建立した寺。御願寺
    1. [初出の実例]「一日が中に天下無双の願所五十四ケ所ぞと云ふ事あり」(出典:義経記(室町中か)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android