願来寺(読み)がんらいじ

日本歴史地名大系 「願来寺」の解説

願来寺
がんらいじ

[現在地名]福知山市字長田 段

山号大平山、高野山真言宗、本尊薬師如来。

丹波志」に「真言宗高野山宝城院末寺、開基宥範(中略)本堂(庫)裡トモ三間半八間薬師堂本堂ナリ 千躰地蔵堂 観音堂」とある。「天田郡志資料」によれば、創建年代不詳、再建は寛永六年(一六二九)、再再建は延享五年(一七四八)、地蔵堂再建は宝永七年(一七一〇)、観音堂建立は寛政元年(一七八九)とし、大正一二年(一九二三)に寺坊を再建し、京都泉涌せんにゆう(現京都市東山区)長老を請じて落慶供養を行ったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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