風合瀬村
かそせむら
[現在地名]深浦町風合瀬
海岸より南へ約一キロの山間部に位置し、北東に晴山村がある。天文年間(一五三二―五五)の津軽郡中名字に「風合」とみえる。村名の由来は、この地域の海上が東西より吹く風の交差点にあたるからだという(西津軽郡史)。
正保二年(一六四五)の津軽知行高之帳の鼻和郡に風合瀬村とあり、一六四・九九石、うち田方一五二・四九石とある。天和三年(一六八三)の御代官所村家人数之帳(八木橋文庫蔵)に、本田の風合瀬村に対し新田の新左衛門新田だけがみえる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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