精選版 日本国語大辞典 「風説書」の意味・読み・例文・類語 ふうせつ‐がき【風説書】 〘 名詞 〙① 各地の風説を報告した文書。[初出の実例]「勝茂公御代は、風説書と申物を差上候よし」(出典:葉隠(1716頃)四)② 江戸時代、幕府に提出された、長崎貿易を通じて得られた海外情報などの報告書。オランダ商館長からのものを「オランダ風説書」、唐船からの情報は「唐船風説書」とよばれた。[初出の実例]「天明三癸卯年風説書」(出典:随筆・西遊記(新日本古典文学大系所収)(1795)九) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例