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風説書 ふうせつがき

世界大百科事典 第2版の解説

ふうせつがき【風説書】

世上の取沙汰,とくに政治にかかわる情報を記録したもの。風聞書とも言う。また出島のオランダ商館長の幕府への毎年の海外情報報告書〈《オランダ風説書》〉(1641‐1859)を指す場合もある。古くからこの種のものは存在し,好事家の随筆にも多く記録されているが,情報の歴史上,〈風説書の時代〉とも言いうる時代を迎えるのはアヘン戦争以降,本格的には1853年(嘉永6)ペリーの浦賀来航以後のことである。幕府自身が,アヘン戦争時より,オランダに〈《オランダ風説書》〉とは別に詳細な毎年の海外情報報告書〈別段風説書〉の提出を求めたことは,この時代の到来を象徴的に物語っている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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