風選(読み)フウセン

デジタル大辞泉 「風選」の意味・読み・例文・類語

ふう‐せん【風選】

唐箕とうみを用い、風で実入りの悪い種子を飛散させ、よい種子を選別する方法

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精選版 日本国語大辞典 「風選」の意味・読み・例文・類語

ふう‐せん【風選】

  1. 〘 名詞 〙 風力を利用して飛散させ、比重の大きい粒子と小さいものとを分離・選別する方法。米粒もみ殻、不良種子の選別、あるいは石炭コークス砂金石綿などの選鉱に利用される。風力選鉱。

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世界大百科事典(旧版)内の風選の言及

【選種】より

…このような配慮を加えたうえ,選種の段階では,種子の大きさや重さ,色などにより,以下のような方法で選別が行われる。(1)風選 風によって,夾雑物やしいな(粃)を除く方法である。自然の風や唐箕(とうみ)を利用して行う。…

【唐箕】より

…唐箕は一定の風速により,しかも半連続的な供給ができるので,選別精度・能率ともにそれまでの箕を用いる方法より数等まさる。穀粒は湿るのを嫌うため,鉱物のように水に浮かす選別法を用いることができないため,もっぱら風選が用いられている。【堀尾 尚志】。…

※「風選」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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