…このような配慮を加えたうえ,選種の段階では,種子の大きさや重さ,色などにより,以下のような方法で選別が行われる。(1)風選 風によって,夾雑物やしいな(粃)を除く方法である。自然の風や唐箕(とうみ)を利用して行う。…
…唐箕は一定の風速により,しかも半連続的な供給ができるので,選別精度・能率ともにそれまでの箕を用いる方法より数等まさる。穀粒は湿るのを嫌うため,鉱物のように水に浮かす選別法を用いることができないため,もっぱら風選が用いられている。【堀尾 尚志】。…
※「風選」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」