飛び石(読み)とびいし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「飛び石」の意味・わかりやすい解説

飛び石
とびいし

日本庭園の苑路に,土を踏まずに伝い歩きできるように配置された石のこと。遣水をわたるための配石は平安時代からあったと考えられるが,土の部分に配されるようになったのは,安土桃山時代茶室露地において用いられてからで,江戸時代には日本庭園の特徴的な要素として広く普及した。

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家とインテリアの用語がわかる辞典 「飛び石」の解説

とびいし【飛び石】

日本庭園で、歩行のために置かれる石。通常は扁平(へんぺい)な石を用い、半分ほどを地中に埋める。人の歩幅に合わせ、園内順路にそって配置される。

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