飛国分尼寺跡（読み）ひだこくぶんにじあと

日本歴史地名大系 「飛国分尼寺跡」の解説

飛国分尼寺跡
ひだこくぶんにじあと

[現在地名]高山市上岡本町

苔（すのり）川東岸の辻（つじ）ヶ森（もり）三社境内に礎石が残ることから、大正年間より国分尼寺跡と想定されていた。東方約一キロに国分僧寺跡がある。昭和六三年（一九八八）本殿・拝殿の改築に伴う発掘調査が行われ、境内地が金堂跡であることが確認された。金堂跡は正面約三三・六メートル、奥行約一九・八メートル、高さ約一メートルの基壇上に、正面七間（二六・四メートル）、奥行四間（一三・二メートル）の規模で、礎石一〇個と礎石下の根石が確認された。

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出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

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