ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「飛天文」の意味・わかりやすい解説 飛天文ひてんもん 文様の一種。空中を飛ぶ天人を表わした文様。飛天は単に天ともいい,天衆,飛菩薩,楽天などともいう。美しい姿で自由自在に空中を飛び舞い,奏楽し,散華 (さんげ) し,香を薫じ,仏を賛美供養すると説かれる。荘厳 (しょうごん) のための供養像として絵画,彫刻,工芸や建築の装飾文様などに用いられた。インド,中央アジア,中国,日本の仏教美術に多くの作例がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by