荘厳(読み)しょうごん

  • ▽荘厳
  • しょうげん
  • しょうげん シャウ‥
  • しょうげん〔シヤウ〕
  • しょうごん シャウ‥
  • しょうごん〔シヤウ〕
  • そうごん
  • そうごん サウ‥
  • そうごん〔サウ〕

デジタル大辞泉の解説

[名](スル)
智慧・福徳・相好などで浄土や仏の身を飾ること。
仏像や仏堂を、天蓋・幢幡(どうばん)・瓔珞(ようらく)などでおごそかに飾ること。また、その物。
[名・形動]そうごん(荘厳)
[名・形動]重々しくおごそかなこと。おごそかでりっぱなこと。また、そのさま。「荘厳式典

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大辞林 第三版の解説

しょうごん荘厳
スル
呉音
浄土などの仏国土、仏・菩薩などの徳を示す美しい姿や飾り。また、仏堂・仏像などを美しく飾ること。また、その飾り。 壇を立て-して/曽我 1そうごん荘厳
名 ・形動 [文] ナリ 
重々しく、威厳があって気高い・こと(さま)。 -な楽の音
スル
しょうごん(荘厳)に同じ。 阿弥陀堂に-し/栄花 本の雫
[派生] -さ

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (「しょう」「ごん」はそれぞれ「荘」「厳」の呉音) 仏語。
① (━する) 智慧や福徳など善美をもって、身やその住む国土を飾ること。また、逆に悪事を積むことをもいう。
※本朝文粋(1060頃)一二・西方極楽讚〈後中書王〉「八方妙相荘厳身。六八弘誓変成地」
※風姿花伝(1400‐02頃)一「しゃうごんの僧正、并に僧綱等は、いかにも威儀を本として、気高き所を学ぶべし」 〔大集経‐一〕
② (━する) 天蓋・幢幡(とうはん)・瓔珞(ようらく)などで、仏像や仏堂を美しくおごそかに飾りつけること。また、そのもの。そうごん。
※観智院本三宝絵(984)下「供養荘厳つかさつかさにつとめつかふまつる」
※発心集(1216頃か)一「堂荘厳(シャウゴン)して」
③ おごそかなこと。おもおもしさ。そうごん。
※評判記・色道大鏡(1678)一五「身に荘厳(セウゴン)なければ肩すぼり」
〘名〙 (「そう」は「荘」の漢音、「ごん」は「厳」の呉音)
① (━する) 天蓋、幢幡(とうはん)、瓔珞(ようらく)などで、仏像や仏堂を美しくおごそかに飾りつけること。また、そのもの。しょうごん。
※栄花(1028‐92頃)もとのしづく「阿彌陀堂にさうごんし」
② (形動) 尊くいかめしいこと。おごそかで重々しいこと。また、そのさま。
※日本風俗備考(1833)二「然れども此時の事勢壮厳なれば」
※天地有情(1899)〈土井晩翠〉暮鐘「天の荘厳地の美麗」

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世界大百科事典内の荘厳の言及

【文様】より

…漢訳仏典《四分律(しぶんりつ)》によると,仏塔には籐(とう)(唐草)や葡萄蔓(ぶどうまん)(葡萄唐草),蓮華(れんげ)などの植物文様がほどこされていたこともわかる。仏教寺院では,堂塔や尊像などを装飾することを〈荘厳(しようごん)〉というが,これはサンスクリットのビューハvyūhaの漢訳語で,〈飾る〉という意味である。荘厳は厳飾(ごんしよく)ともいい,それが仏法によるものであって,一般世俗の装飾とは異なることを示す宗教的呼称といえよう。…

※「荘厳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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