飛島文吉(読み)トビシマ ブンキチ

20世紀日本人名事典 「飛島文吉」の解説

飛島 文吉
トビシマ ブンキチ

大正・昭和期の実業家 飛島組創立者。



生年
明治9年11月30日(1876年)

没年
昭和14(1939)年3月10日

出生地
福井県

学歴〔年〕
豊島小尋常科〔明治20年〕卒

経歴
明治21年家業の石工職に就く。22年父文次郎が土木請負業を専業として飛鳥組を設立、28年より石工職を辞め、父と共に土木請負業に従事。大正5年社長に就任し、8年北海道鉄道工事、11年長野県の高瀬川水力発電工事などを請負い、社業を軌道にのせた。昭和5年日本電気社長。7年福井県選出の貴院議員となったが、11年選挙違反で起訴され辞任

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「飛島文吉」の解説

飛島文吉 とびしま-ぶんきち

1876-1939 大正-昭和時代前期の実業家。
明治9年11月30日生まれ。福井県で土木請負業をはじめた父をてつだう。大正5年飛島組(現飛島建設)を設立,社長。長野県の高瀬川水力発電工事をはじめ,各地の水力発電所の建設を手がけた。昭和7年貴族院議員。昭和14年3月10日死去。64歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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