飛立つ(読み)トビタツ

デジタル大辞泉 「飛立つ」の意味・読み・例文・類語

とび‐た・つ【飛(び)立つ】

[動タ五(四)]
空中に飛び上がる。飛んでそこを去る。「飛行機が―・つ」「巣から―・つ」
喜びや期待で心が落ち着かなくなる。「―・つ思い」
[類語]発つ発する

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「飛立つ」の意味・読み・例文・類語

とび‐た・つ【飛立】

  1. 〘 自動詞 タ行五(四) 〙
  2. とんでその場を離れる。とびあがる。とびさる。
    1. [初出の実例]「世の中を憂しとやさしと思へども飛立(とびたち)かねつ鳥にしあらねば」(出典万葉集(8C後)五・八九三)
  3. 感情が激して心がそわそわする。うれしさに胸がおどる。おどりあがる。
    1. [初出の実例]「うちわたらせ給ふを、見たてまつらせ給ふらん御心地、思ひやりまゐらするは、とびたちぬべくこそ覚えしか」(出典:枕草子(10C終)一二八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android