食べ付ける(読み)タベツケル

デジタル大辞泉 「食べ付ける」の意味・読み・例文・類語

たべ‐つ・ける【食べ付ける】

[動カ下一][文]たべつ・く[カ下二]
ふだんよく食べる。食べなれている。「―・けない御馳走ごちそう」「―・けた母の味が懐しい」
使い慣れている。習慣となっている。
「このやうな座敷には―・けぬこの親仁おやぢ」〈浄・歌祭文

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精選版 日本国語大辞典 「食べ付ける」の意味・読み・例文・類語

たべ‐つ・ける【食付】

  1. 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]たべつ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙
  2. 食べ慣れている。
    1. [初出の実例]「たべつけぬなんひん餠を忍ぶらん〈朝叟〉 長汀はてのしれぬ小便〈嵐雪〉」(出典:俳諧・類柑子(1707)中)
  3. 使い慣れている。習慣となっている。
    1. [初出の実例]「鴟の子の鷹とや、目本りりしくとりなり尖(しゃん)として、所に人の喰(タベ)つけぬ風俗」(出典談義本・艷道通鑑(1715)四)

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