日本歴史地名大系 「飯島陣屋」の解説
飯島陣屋
いいじまじんや
伊那往還飯島宿の町中央より西方一〇〇メートルほどの段丘崖下にあり、陣屋の付属の牢屋や首斬場は町の南の街道の東側にあった。県史跡。
寛文一二年(一六七二)
飯島陣屋は駿府陣屋の支庁で、支配範囲は上伊那・下伊那両郡の幕府領を中心に時代により絶えず変わっていたが、多い時には信濃国内のほか遠江国の内までにも及び一三万石にも達し、少ない時は一万石余、平均が四、五万石の支配範囲であったという。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報