20世紀日本人名事典 「飯沼正明」の解説
飯沼 正明
イイヌマ マサアキ
昭和期の飛行士
- 生年
- 大正1(1912)年8月2日
- 没年
- 昭和16(1941)年12月21日
- 出生地
- 長野県南安曇郡穂高町
- 主な受賞名〔年〕
- 朝日文化賞〔昭和13年〕
- 経歴
- 昭和6年逓信省委託操縦学生となり、7年朝日新聞社に操縦士として入社。12年朝日新聞社が試みた亜欧連絡飛行に“神風号”を操縦、塚越賢爾機関士兼通信士と共に4月6日午前2時12分4秒、東京・立川飛行場を離陸、12の都市を経て日本時間の10日午前0時30分、ロンドンのクロイドン飛行場に着陸した。国産機による初の国際航空世界新記録を樹立、神風ブームを巻き起こした。13年1月朝日文化賞を受賞。平成元年故郷に飯沼飛行士記念館が建設された(6年には町営となる)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報