飯篠村(読み)いいざさむら

日本歴史地名大系 「飯篠村」の解説

飯篠村
いいざさむら

[現在地名]多古町飯笹いいざさ

井野いの村の北、当地を水源とする多古橋たこばし川の西岸に位置する。中世千田ちだ庄に属し、在地領主として千葉氏系の飯篠氏が知られる。神代本千葉系図は原常次の子息に飯竹(飯篠)五郎家房を載せ、五郎重宗・彦五郎重近と継いでいる。応永一七年(一四一〇)の香取造営料足納帳(静嘉堂文庫)に「三谷弾正知行分 大原郷内飯篠 田数一町」とみえ、当地の分銭(反当り二五文)が香取社の造営料に充てられている。寛文四年(一六六四)の松平乗久領知目録(寛文朱印留)に村名がみえ、佐倉藩領であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android