飯駅(読み)いいうまや

精選版 日本国語大辞典 「飯駅」の意味・読み・例文・類語

いい‐うまや いひ‥【飯駅】

〘名〙 陰暦正月一四日または一五日の男踏歌(おとことうか)に舞人たちが、所定中宮大臣屋敷に立ち寄って饗応(きょうおう)を受けること。また、その場所。芻駅(くさうまや)
河海抄(1362頃)一〇「踏歌宴に飯駅水駅と云事有」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「飯駅」の意味・読み・例文・類語

いい‐うまや〔いひ‐〕【駅】

平安時代男踏歌おとことうかで、舞人たちを酒や料理でもてなした所。→水駅みずうまや

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