デジタル大辞泉 「飽かせる」の意味・読み・例文・類語 あか・せる【飽かせる】 [動サ下一][文]あか・す[サ下二]1 「飽かす1」に同じ。「金に―・せて建てた豪邸」2 満足させる。「暑預粥いもがゆに未だ飽かずと仰せらるれば、―・せ奉らんとて」〈今昔・二六・一七〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「飽かせる」の意味・読み・例文・類語 あか‐・せる【飽せる】 [ 1 ] 〘 連語 〙 [ 文語形 ]あか・す 〘 連語 〙 ( 「せる」は使役の助動詞 ) 飽きさせる。満足させる。飽きるほどに十分にさせる。[初出の実例]「『暑預粥(いもがゆ)に未(いまだ)不飽(あかず)』と被仰(おほせらる)れば、飽せ奉らむとて将(ゐて)奉たる也」(出典:今昔物語集(1120頃か)二六)「結構なべべ着せて、翫(もちあそび)にあかしゃうぞ」(出典:浄瑠璃・平仮名盛衰記(1739)三)[ 2 ] 〘 自動詞 サ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]あか・す 〘 自動詞 サ行下二段活用 〙 =あかす(飽)[ 二 ][初出の実例]「声のよいのをすぐられしも、金にあかせし吟味なり」(出典:浄瑠璃・丹波与作待夜の小室節(1707頃)上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例