餅踏(読み)もちぶみ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「餅踏」の意味・わかりやすい解説

餅踏
もちぶみ

幼児の歩きはじめる頃行う誕生祝い行事一つ。のし餅をつくって草履を載せ,盛装させた子供を草履の上に立たせ歩くまねをさせる。餅は子供の生命力を強める力があるという考えから,九州一帯で行われた。中部地方では餅を幼児に背負わせて歩かせる風習があった。餅踏の餅は切って親類,知己に配られた。この餅は焼かずにそのまま食べるのが決りで,焼いたりするとその子供は火難にあうとされた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む