ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「餅踏」の意味・わかりやすい解説 餅踏もちぶみ 幼児の歩きはじめる頃行う誕生祝いの行事の一つ。のし餅をつくって草履を載せ,盛装させた子供を草履の上に立たせ歩くまねをさせる。餅は子供の生命力を強める力があるという考えから,九州一帯で行われた。中部地方では餅を幼児に背負わせて歩かせる風習があった。餅踏の餅は切って親類,知己に配られた。この餅は焼かずにそのまま食べるのが決りで,焼いたりするとその子供は火難にあうとされた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by