日本歴史地名大系 「館ヶ岡村」の解説 館ヶ岡村たてがおかむら 福島県：須賀川市館ヶ岡村[現在地名]須賀川市館ヶ岡仁井田（にいだ）村の西、滑（なめ）川の氾濫原と周縁丘陵に立地。主集落の本郷（ほんごう）は仁井田村から今泉（いまいずみ）村（現岩瀬村）への道と、矢沢（やざわ）村（現同上）から駒屋（こまや）村（現郡山市）への道が交差する。南西丘陵の館山に中世須田氏の拠ったと伝える館跡がある。館山に続く丘陵大仏（だいぶつ）山の南斜面の来迎（らいごう）寺の旧地に鎌倉時代の磨崖仏がある。文禄三年（一五九四）の蒲生領高目録に「館岡」とみえ、高六八一石余、孫左衛門尉の知行地。江戸時代初め会津領、寛永二〇年（一六四三）白河藩領、慶安二年（一六四九）幕府領、元禄一〇年（一六九七）から越後新発田藩分家溝口氏領。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
