館山一ノ坂町(読み)たてやまいちのさかまち

日本歴史地名大系 「館山一ノ坂町」の解説

館山一ノ坂町
たてやまいちのさかまち

[現在地名]米沢市舘山たてやま一―二丁目

矢来やらい町の西に続く下級家臣屋敷町。東西の道に沿う両側町。矢来町との境は東西の道に直角南北に土塁が築かれ、松が植えられていた(並松土手と称した)。これは館山城の遺構で、当町から西の館山諸町は同城の地割の跡に江戸時代に形成された。享保一〇年(一七二五)の城下書上によれば町の長さ三町四〇間・道幅三間・屋敷数四九。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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