普及版 字通 「餬」の読み・字形・画数・意味
餬
18画
[字訓] かゆ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は胡(こ)。〔説文〕五下に「寄するなり」とあり、〔玉〕も同じ。〔爾雅、釈言〕に「(せん)なり」とあり、かゆをいう。〔左伝、隠十一年〕「其の口を四方に餬せしむ」は貧しく暮らす意。
[訓義]
1. かゆ、かゆをすする。
2. いそうろう、人に寄食する。
3. 貧しくくらす。
4. 糊と通用する。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕餬 加由(かゆ)、、阿佐利波牟(あさりはむ)〔新字鏡、享和本〕餬 毛良比波无(もらひはむ) 〔名義抄〕餬 カユ・モラフ・ネヤス・ヒサク 〔字鏡集〕餬 ネヤス・モラス・カユ・ヒサク・アサリハミ・ウヱル
[熟語]
餬口▶・餬紙▶・餬▶・餬帛▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報