山川 世界史小辞典 改訂新版 「モラス」の解説
モラス
Charles Maurras
1868~1952
フランスの王党系の文人で政治思想家。20世紀の反議会主義的なナショナリズムに多大な影響を及ぼす。ドレフュス事件の渦中でアクション・フランセーズを結成し,王政と教会を称え,フランスを解体する責任者として,共和派,フリーメーソン,ユダヤ人などを槍玉にあげた。ヴィシー政権が行った国民革命のイデオローグとなり,戦後の戦犯裁判で終身禁錮に処せられた。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報