饅頭屋町(読み)まんじゆうやちよう

日本歴史地名大系 「饅頭屋町」の解説

饅頭屋町
まんじゆうやちよう

中京区烏丸通三条下ル

南北に通る烏丸からすま(旧烏丸小路)を挟む両側町。南側一部は六角ろつかく(旧六角小路)に接する。

平安京の条坊では、左京四条三坊四保九町東及び同一六町西。平安中期以降は、三条烏丸小路の南。承暦年間(一〇七七―八一)の家地売券(朝野群載)はこの地のもの。

<資料は省略されています>

平安時代、この地付近に藤原基隆邸及び藤原信通邸があった。「殿暦」永久五年(一一一七)四月一九日条裏書に「今日賀茂詣精進始日也、而依御幸参入、而不可入寺之由有御定、仍自門還亭、仁王会了、上皇三条烏丸基隆朝臣宅有御覧」とあり、また同六日条に「依物忌不出行、頭并顕隆来参、当時主上(鳥羽帝)御所右府召御門亭件所常有恠異、仍三条烏丸宰相中将信通家、伴所可有行幸者、承内申了」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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