饗ふ(読み)アウ

デジタル大辞泉 「饗ふ」の意味・読み・例文・類語

あ・う〔あふ〕【×饗ふ】

[動ハ下二]飲食物をととのえてもてなす。ごちそうする。
高麗まらうとみかどに―・へ給ふ」〈前田本仁徳紀〉

おう〔あふ〕【×饗ふ】

[動ハ下二]あ(饗)う

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関連語 他動詞 実例 使人

精選版 日本国語大辞典 「饗ふ」の意味・読み・例文・類語

あ・うあふ【饗】

  1. 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 美味のものを調えてもてなす。饗応(きょうおう)する。ごちそうする。あえす。
    1. [初出の実例]「使人等に朝(みかど)に饗(アヘ)たまふ。河内漢直贄を以て新羅共食者と為」(出典日本書紀(720)推古一八年一〇月(岩崎本訓))

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