香柴(読み)こうしば

精選版 日本国語大辞典 「香柴」の意味・読み・例文・類語

こう‐しば カウ‥【香柴】

〘名〙 植物しきみ(樒)」の異名。〔物類称呼(1775)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「香柴」の解説

香柴 (コウシバ)

植物。シキミ科の常緑小高木・高木,園芸植物,薬用植物シキミ別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の香柴の言及

【シキミ(樒)】より

…シキミは墓などによく植えられ,葉や樹皮からは抹香や線香も作られる。しかし,平安中期の神楽歌の中に〈榊葉の香をかぐわしみ求めくれば……〉とあるように,シキミも古くは神事用の常盤木(ときわぎ)であるサカキの一つであって,神仏両用に使われ,独特の香りをもつために,香の木,香の花,香柴ともよばれた。中世に入ると,シキミはもっぱら仏事に使用されるようになったが,京都の愛宕(あたご)神社ではシキミを神木としており,また愛知県北設楽郡などでは門松にシキミを使うように,少数ながら仏事以外に用いる例もある。…

※「香柴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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