香柴(読み)こうしば

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世界大百科事典(旧版)内の香柴の言及

【シキミ(樒)】より

…シキミは墓などによく植えられ,葉や樹皮からは抹香や線香も作られる。しかし,平安中期の神楽歌の中に〈榊葉の香をかぐわしみ求めくれば……〉とあるように,シキミも古くは神事用の常盤木(ときわぎ)であるサカキの一つであって,神仏両用に使われ,独特の香りをもつために,香の木,香の花,香柴ともよばれた。中世に入ると,シキミはもっぱら仏事に使用されるようになったが,京都の愛宕(あたご)神社ではシキミを神木としており,また愛知県北設楽郡などでは門松にシキミを使うように,少数ながら仏事以外に用いる例もある。…

※「香柴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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