デジタル大辞泉
「樒」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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しきみ【樒・梻】
- 〘 名詞 〙 ( 「梻」は国字 ) モクレン科の常緑小高木。各地の山林に生え、墓地などにも植えられる。高さ三~五メートル。葉は互生するが枝先に密につくため輪生状に見え、革質の倒卵状狭長楕円形で長さ約七センチメートル。分枝も葉と同様やや輪生状に出る。春、葉腋(ようえき)に淡黄白色の花被をもつ径約二・五センチメートルの花をつける。果実は有毒で径約二センチメートルの扁平な球形。熟すと星形に裂け、黄色の種子をはじき出す。全体に香気があり、枝を仏前にそなえ、葉から抹香(まっこう)や線香をつくる。材は数珠(じゅず)などとする。また、節分の夜、柊(ひいらぎ)の代わりに用いる。これは、徳川家康が武田信玄との戦いに敗れ、浜松城に逃げ込んだとき、折からの節分に柊がなく、樒を代用した故事によるという。漢名に
草を当てるが誤用。はなのき。しきび。こうしば。こうのき。まっこうぎ。木密。仏前草。樒の木。
▼しきみの花 《 季語・春 》
- [初出の実例]「奥山の之伎美(シキミ)が花の名のごとやしくしく君に恋ひわたりなむ」(出典:万葉集(8C後)二〇・四四七六)
- 「しきみつむ山ぢの露にぬれにけり暁おきの墨染の袖〈小侍従〉」(出典:新古今和歌集(1205)雑中・一六六六)
樒の語誌
( 1 )「しきみ」の「み」を「実」の意とする説もあるが、上代では「実」が乙類の仮名で記されているのに対し、「しきみ」の「み」は甲類の仮名で表記されているから別語。
( 2 )「本草和名」に「莽草 之岐美乃木」とある。「莽草」の「莽」は「罔」と音通で、本来食すると「迷罔(=正気を失う)」するような有毒な草を意味したが、後に毒のある木に転用され、八角茴香と同種で有毒な木(即ちシキミ)を指すようになった。
しきび【樒・梻】
- 〘 名詞 〙 =しきみ(樒)
- [初出の実例]「たきの水みねのしきひをそなへつつこころをおこすはしめなりけり」(出典:行尊集(1084‐94))
- 「日曜日の朝、かれは樒(シキビ)と山吹とを持って出懸けた」(出典:田舎教師(1909)〈田山花袋〉一二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「樒」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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樒
シキミ科の常緑小高木。山地に自生し、高さ約3メートル。全体に香気があります。その香りのために、樒を供えることはお香を焚くのと同じ意味を持ちます。
出典 葬儀ベストネット葬儀辞典について 情報
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樒 (シキミ)
学名:Illicium religiosum
植物。シキミ科の常緑小高木・高木,園芸植物,薬用植物
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
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