( 1 )「しきみ」の「み」を「実」の意とする説もあるが、上代では「実」が乙類の仮名で記されているのに対し、「しきみ」の「み」は甲類の仮名で表記されているから別語。
( 2 )「本草和名」に「莽草 之岐美乃木」とある。「莽草」の「莽」は「罔」と音通で、本来食すると「迷罔(=正気を失う)」するような有毒な草を意味したが、後に毒のある木に転用され、八角茴香と同種で有毒な木(即ちシキミ)を指すようになった。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報